月刊・柴犬食堂

白い柴犬おこめとの生活

vol.11 犬の誤飲事故について

こんばんは。

体感ですが、今年は例年に比べて気温の上がり下がりが激しいような気がします。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

最近のおこめは毛の抜ける量が増えてきて、もしかして換毛期……?でしょうか。

心なしか毛がもっふもふになってきている気がします。

 

先日、前足の皮膚状態を先生に診てもらいに行き、きれいに治っているということで投薬の中止と通院の終了を告げられました!本当によかった~!

足の肘から下やお尻の周りにアレルギーやアトピーが出やすいので、よく観察してあげて、おかしいと思ったらすぐに来てね、ということでした。

ひとまず良くなったことに安心です!

 

さて、今回はタイトル通り犬の誤飲事故について。

とは言っても実際には未遂で済みましたが「こういったヒヤリハットがありました」ということで自戒の念も込めて記事にさせてください。

 

事の発端は朝。

私も夫もその日は出勤がゆっくりめだったため、おこめをケージから出して過ごしていました。

私が別室で化粧をしていた時に、リビングから夫の切羽詰まったような声が聞こえ、駆け付けると

 

「縫い針が落ちていた」

 

と。

おこめが床を掘っているような仕草をしており、近づいてみたら針が落ちていたというのです。

私、真っ青。一気に血の気が失せる感覚がしました。

 

確かに昨日の夜はお裁縫をしていましたが、使っていたのはマチ針のみで縫い針は出していないはず。もしかして押入れの中を掃除した時にどこかから落ちてしまった?

1本落ちていたということは、もしかして他にも落ちていて食べてしまったかも。そもそも私、一体何本の針を持っていたっけ!?

 

大パニックになり、どう対応すればいいのかネット検索しようとしていると、夫から「そんなの良いから早く病院に電話して」と一喝。本当にその通りです。

すぐに病院に連絡し、状況を説明すると「針などの鋭いものは様子を見ていたら取り返しがつかなくなることがある」との冷静な言葉。「今すぐ行きます」と即答。

そのまま病院に直行しました。

 

すぐに診察室に通してもらい、レントゲン検査をしました。

レントゲン室から聞こえるおこめの鳴き声に本当に申し訳ない気持ちになりました。

 

小学生の頃、家庭科の授業で必ず針の数は数えて保管するように指導されましたが、こういう意味だったのかと今更ながら実感しました。勿論頭ではその重要性は理解していたつもりでしたが、ただのつもりにすぎなかったんですね。

 

その後、レントゲン結果も見せてもらい、何も映っていなかったためただの未遂で済みましたが、本当に血の気が失せる思いでした。

実際に針を飲み込んでしまった子のレントゲン写真も見せて頂きましたが、金属は骨より硬いため、かなり鮮明にはっきり白く写るようです。

家に帰ってすぐに家中掃除機をかけて、所持している針の本数も数えました。

 

先生からは

「意外と食道から胃まではつるんと入ってしまうんだけど、そのあとの十二指腸に繋がる部分がかなり急カーブになっていて、そこで刺さってしまうことがある。

そのあたりは肝臓や膵臓といった重要な臓器がたくさんつまっているから、刺さってしまったらおなかの中で大出血してしまう。

だから、針などの鋭いものは様子を見ている余裕がないんです」

「犬は、特に子犬は人間の赤ちゃんと同じで、遊んでいてつい楽しくなって食べてしまったり、人間の持っているものをちょっと貸してよと奪ってしまうこともあるから、そういった危険物は本当に気を付けて管理しないといけない」と説明を受けました。

 

最近は手作りマスクの需要に伴って、特に「針の誤飲」も増えているようです。

今回は未遂でしたが、次はないかもしれない。

「わかっていたつもり」が命取りになることを改めて思い知らされました。

 

さて、今回は「犬の誤飲事故について」でした。

内容がシリアスなものであるが故に文字数がいつもの1.5倍くらいになってしまいました。うまくまとまらずに申し訳ないです。

犬と一緒に生活するということは、今までの生活以上に気を付けなくてはいけないものが増えますね。

今後は一層いろいろなことに注意して生活していきたいと思います。

 

次回も来週土曜の夜20時の更新を予定しています。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!